労働保険・社会保険(新規適用)
会社を設立したら『社会保険』は法人であれば強制加入で、必ず加入をしなければなりません。
また、人を雇った場合は、『労働保険』に加入する必要があります。
保険の種類
労働保険、社会保険は、以下のように複数の保険となっています。
労働保険 | 社会保険 | ||
---|---|---|---|
労災保険 | 雇用保険 | 健康保険 | 厚生年金保険 |
労働保険
労働保険は労災保険と雇用保険を総称した言葉で、国が行っている強制保険です。
『労災保険』は、アルバイト・パートなど働く時間に関係なく人を採用したら必ず加入する必要があります。これは、労働者が仕事や通勤時にけがや亡くなられ場合時に、本人や遺族の方の生活を保護し、社会復帰の手助けをするための保険です。
労災保険の保険料は、全額会社の負担となります。
『雇用保険』は、65歳以降に採用された高齢者や週20時間未満の労働者などを除き、人を採用したら加入する必要があります。これは、社員が失業した場合に、失業手当を給付したり、再就職の支援を行うために給付される保険です。
雇用保険の保険料は、会社と労働者がそれぞれ負担します。
労働保険加入のメリット
労災保険は、少ない保険料で「事故で賠償金を払うことになる事業主の肩代わりをしてくれる」 、事業主のための保険です。労働基準法では、労災事故が発生した場合、事業主は補償責任を負わなければならないとされています。労災保険に加入していると、労災保険で支払われた部分、この補償責任が免れるとされています。これは、裁判なので労働者から訴えられた場合の損害賠償請求にも当てはまりますので、事業主の負担軽減に大いに役立つものです。
また、雇用保険に加入することにより、ハローワークで無料で求人を募集することが出来ます。求人誌に高いお金を払って募集する必要がなくなります。また、国の助成金は雇用保険に加入していることが条件です。採用や社内制度の変更などで、もらえる助成金を活用することが出来ます。
社会保険
社会保険は、健康保険と厚生年金保険を総称した言葉で、昔は政府が行っていましたが、現在、健康保険だけは「全国健康保険協会(協会 けんぽ)」が行っています。
法人の事業所は、一部を除き、社長1人であっても強制的に加入が義務付けられています(強制加入)。個人事業所の場合は、一定の業種で5人以上の労働者がいる場合に強制加入となります。
社会保険加入のメリット
社会保険に加入することにより、福利厚生の充実を図ることが出来ます。現在、働いている社員のやる気がアップするだけでなく、有能な人材の確保にも繋がります。
また、最近は労働者の権利意識も高まり、インターネットの普及により情報も簡単に入手できるようになりました。未加入状態のまま放置しておくと、労使問題に発展する可能性もあります。
手続きの流れ
1.会社設立後、社会保険労務士法人 東京中央エルファロまでご連絡ください。
2.担当の社会保険労務士が、会社にお伺いします。
各保険の詳しい内容を説明し、保険料の計算をいたします。
3.必要な書類をそろえてお預かりします。
必要な書類とは法定3帳簿(賃金台帳、出勤簿、労働者名簿)等です。
※ 必要書類が作成されていない場合は、別費用で作成をいたします。
4.管轄行政への届出
東京中央エルファロにて、必要書類を作成し、御社にて内容を確認していただいた後、管轄の役所(労働局やハローワーク、年金事務所)に新規適用の手続きをいたします。
5.新規適用手続き済みの書類をお渡しします。
※労働保険は、納付書に基づき入金をしてください。
※健康保険証は後ほど、年金事務所より郵送されます。
報酬
労働保険・社会保険の新規適用手続きの料金は以下の通りとなります。
従業員数 | 労働保険 | 社会保険 |
---|---|---|
1人~10人 | 40,000円 | 50,000円 |
11人~20人 | 50,000円 | 60,000円 |
21人~ | ご相談 |
※顧問契約をご利用いただく場合、新規適用料金を50%引きとさせて頂きます。
※労働保険・社会保険の新規適用に関して、初回無料のご相談をしております。