労務経営ブログ

ハイブリッドワーク時代、「出社の意味」を再定義していますか?〜人事制度と組織文化の視点から考える“出社戦略”〜

ここ数ヶ月、AmazonやNEC、リコーといった大手企業が「原則出社」へと方針を転換したことが話題になっています。
一方、私たちが支援する中小企業の現場では、「週3日以下の出社を希望する社員が多数」という状況が、むしろ一般的になりつつあります。

このような「出社をめぐる価値観の揺れ」は、単なる就業スタイルの問題ではなく、
組織の信頼関係・文化・制度運用の在り方が問われているサインだと私たちは捉えています。

出社を「労務管理の話」で終わらせない

中小企業においては、「週何日出社するか」「出社と在宅の比率をどうするか」といった運用ルールに焦点が当たりがちです。
しかし、今必要なのは、なぜ出社が必要なのかを社員に説明できることです。

たとえば──

* オフィスに来ることで、どんな価値があるのか?
* 出社によって、どんなチーム力・創造性が生まれるのか?
* なぜそれが、在宅では難しいのか?

このような問いに向き合わないまま「とりあえず出社してください」と指示しても、
社員の納得は得られず、優秀な人材ほど離れていくリスクがあるのです。

中小企業でもすぐに取り組める「出社再設計」の3つのステップ

私たちが実際に企業様と取り組んでいる実務対応から、すぐに着手できるポイントを3つご紹介します。

1. 出社の目的・価値の「言語化」

単なる「顔を合わせるため」ではなく、
何のために出社してもらうのか?を具体的に文章にして、社員に共有できるようにすること。

2. ハイブリッド勤務の「PDCA体制」を整える

運用を始めて終わりではありません。
定期的に社員の声を集め、制度の有効性をレビューできる仕組みを設けることで、制度が現場にフィットしていきます。

3. 「対面でしかできない仕事」を設計し直す

1on1、チームビルディング、社内研修など、
対面だからこそ意味がある活動を再定義し、それを出社日に戦略的に配置していくことが重要です。

社労士の視点で支援できること

私たち社会保険労務士法人東京中央エルファロでは、
このような「出社再設計」「ハイブリッド運用制度」「組織文化の再構築」といったテーマに対して、次のような支援を行っています。

* 出社の目的や方針の言語化サポート
* 社内ヒアリングをもとにした制度設計・改善提案
* ハイブリッド勤務に対応した評価・マネジメント制度の整備
* 出社戦略の運用状況に対する監査・見直し支援

おわりに:出社とは、「組織文化の設計」である

出社の回数を決めることは、制度の話にすぎません。
しかしその背景にある「なぜ集まるのか?」という問いこそが、これからの人事と経営の本質的なテーマだと考えています。

社員に納得される出社戦略を築くために、今一度立ち止まって見直してみてはいかがでしょうか。

ご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

出社と在宅の「ハイブリッドワーク」が理想的? 出社回帰なら転職、出社する人がAIに勝てる、という声も #エキスパートトピ
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e1bd8b1446d21ded9b2b290ab6155b8e604de3a0

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