労務経営ブログ

【求人1500人殺到】16年連続赤字から働きがい日本一へ!離職率7割減の奇跡|イベント21が実践した中小企業エンゲージメント改革の全貌

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人事評価不満69.6%の時代に、なぜこの会社に人が集まるのか
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「人事評価に不満を抱える社員が69.6%」「評価が原因で転職を検討した人が65.5%」――先日の記事でご紹介したJob総研の調査結果は、日本の人事制度が抱える深刻な課題を浮き彫りにしました。

しかし、そんな”人手不足・人材流出”の時代に、従業員数の7.5倍にあたる約1,500人の採用希望者を集め、離職率を7割も削減し、Great Place To Work® 2026「働きがいのある会社」ランキング小規模部門で日本一に輝いた企業があります。

それが、イベント企画・運営を手がけるイベント21です。

この記事では、16年連続で債務超過に苦しんだ同社がどのようにして日本一の”働きがいのある会社”へと生まれ変わったのか、その具体的な施策と中小企業が今日から実践できるエンゲージメント改革のポイントを徹底解説します。

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1. イベント21とは?16年連続債務超過からの奇跡の復活
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■会社概要
・設立:1999年
・事業内容:イベント企画・運営、プロモーション支援
・従業員数:約200名(グループ全体)
・売上高:約24億円(グループ全体)
・代表取締役社長:中野愛一郎氏

■奇跡の数字**
・2026年「働きがいのある会社」ランキング小規模部門1位(日本)
・アジア地域ランキング30位
・採用希望者数:約1,500人(従業員数の7.5倍)
・離職率70%削減を達成
・かつては16年連続で債務超過だった

創業当初わずか4名でスタートし、長く経営危機に直面していた同社。しかし代表の中野愛一郎氏が掲げた「**YOU HAPPY,WE HAPPY!**」の経営理念を軸に、徹底した社員ファーストの文化改革を実行。その結果、社員満足度・顧客満足度・業績のすべてが劇的に向上しました。

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2. 離職率7割減を実現した3つの文化改革
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イベント21が実践した施策は、大きく3つの柱に分けられます。

【柱1】徹底した”社員の声”の可視化と反映
・毎月の1on1ミーティングで社員の本音をヒアリング
・匿名アンケートで改善要望を収集
・経営陣が直接回答し、改善スケジュールを共有
・「意見が反映される」実感が信頼と定着を生む

【柱2】地域・顧客からの”感謝”を社員の励みに変換
・イベント終了後、顧客や地域住民からのSNS投稿を社内で共有
・「ありがとう」の声が社員の自己肯定感とモチベーションを高める
・石川県のある建設会社も同様の取り組みで離職率7割減を達成(日経ビジネス報道)

【柱3】”YOU HAPPY, WE HAPPY!”を全社で体現
・顧客・社員・パートナー全員の幸せを最優先する文化
・評価制度も「売上」より「顧客満足」「チーム貢献」を重視
・結果として「働きやすさ」「やりがい」「誇り」の3要素が向上

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3. なぜ1,500人もの応募が殺到したのか?採用力の秘密
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イベント21には、従業員数約200名に対して約1,500人の採用希望者が集まります。その理由は明確です。

■「働きがい日本一」というブランド力
・Great Place To Work®ランキング1位の事実が、求職者に「この会社なら安心」というメッセージを発信
・口コミサイトや転職サイトで高評価が拡散

■社員の”推薦採用”が多い
・社員自身が「友人や家族に勧めたい会社」と答える割合が非常に高い
・リファラル採用(社員紹介)が自然に機能

■「地域貢献」×「やりがい」の両立
・イベント業という「人を喜ばせる仕事」に誇りを持てる
・地域から感謝される実感が、仕事の意味を明確にする

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4. 中小企業が今日から始められる5つのアクション
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イベント21の成功事例から、中小企業が**今日から実践できる具体策**を5つ抽出しました。

【アクション1】月1回の”本音アンケート”を実施する
・Google フォームなどで匿名アンケートを実施
・「職場で困っていること」「改善してほしいこと」を自由記述で収集
・経営者が必ず全件読み、翌月に改善案を共有

【アクション2】顧客・地域からの”ありがとう”を社内で共有
・お礼メール、SNS投稿、アンケート結果を朝礼やSlackで共有
・社員の「自分の仕事が誰かの役に立っている」実感を強化

【アクション3】評価基準に”顧客満足””チーム貢献”を明記
・売上だけでなく、顧客からの感謝やチーム内サポートを評価項目に
・評価シートに「お客様の声」「同僚からの推薦コメント」を追加

【アクション4】1on1ミーティングを”傾聴”の場にする
・上司が話すのではなく、部下の話を最後まで聞く
・評価面談とは別に、月1回30分の”雑談”枠を設ける

【アクション5】経営理念を”行動”に落とし込む
・「社員ファースト」「お客様第一」などの理念を、具体的な行動指針(3〜5項目)に翻訳
・毎週の会議で「今週、理念を体現した行動は?」を共有

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5. エンゲージメント向上が生む3つのROI(投資対効果)
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「働きがい向上は理想論では?」と思う経営者もいるかもしれません。しかし、イベント21の事例は明確なROIを示しています。

【ROI 1】採用コストの劇的削減
・求人広告費が不要に(口コミ・リファラルで応募殺到)
・採用単価が1/3以下に

【ROI 2】離職率7割減→教育コスト削減
・新人育成コストが大幅減
・ベテラン社員の定着でノウハウ蓄積

【ROI 3】顧客満足度向上→リピート率・紹介率UP
・社員が誇りを持って働く→サービス品質向上
・顧客からの紹介案件が増加

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6. まとめ:評価不満69.6%の時代を生き抜く”本物のエンゲージメント”
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本記事の冒頭でご紹介したJob総研の調査「人事評価不満69.6%」、そして前回記事の三井住友銀行「年功序列完全廃止」改革。これらはすべて、「社員が納得し、誇りを持って働ける環境」の欠如という同じ課題を指し示しています。

イベント21の事例が教えてくれるのは、**制度よりも文化、評価よりも対話、報酬よりも承認**が、社員の定着と成長を生むという真実です。

今日からできる第一歩
1. 社員に「今、困っていることは?」と匿名で聞く
2. 顧客からの「ありがとう」を朝礼で共有する
3. 評価面談とは別に、月1回30分の雑談時間をつくる

16年連続赤字だった小さな会社が、日本一の”働きがいのある会社”になれたのです。あなたの会社にできないはずがありません。

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【参考資料】
・日経ビジネス「求人1500人殺到 働きがい小規模部門1位の秘密」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/21nv/00048/020900006/
・イベント21 公式サイト
https://event21.co.jp/
・Great Place To Work® Japan 2026ランキング
・Job総研「2025年 人事評価の実態調査」

Job総研『2025年 人事評価の実態調査』を実施しました

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【執筆者プロフィール】
社会保険労務士として、中小企業の人事評価制度改革・エンゲージメント向上を支援しています。「制度よりも対話」「報酬よりも承認」を大切に、社員が誇りを持って働ける組織づくりをサポートします。お気軽にご相談ください。

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