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【ニュース】心臓機能障害(ペースメーカー)及び肢体不自由(人工関節等)の障害認定基準見直し
厚生労働省では、心臓機能障害(ペースメーカー)及び肢体不自由(人工関節等)の所外認定基準の見直しについて、平成26年4月からの施行に向けて準備を進めています。それに先立って、11月25日から12月24日までパブリックコメントを実施しています。
現在、身体障害者手帳の認定で、ペースメーカー等を装着している者は、一律に一級となっていますが、これを日常生活の活動制限の程度を勘案して、1級、3級または4級の認定をおこないます。また、一定期間(3年)以内に再認定をおこなうことを原則とします。但し、選定性疾患などについては、従来通り1級の扱いとします。
肢体不自由における人工関節等の置換術をおこなっている者についても、等級を引き下げる形に変更します。こちらは、制度変更後に新しく申請するものから適用します。
この変更はまだ検討段階なので、厚生労働省のHPに掲載されている電子メール、郵送、FAXで意見を述べることが出来ます。
これは、心臓や肢体の障害を持っている方にとっては重大な変更事項ですが、実際の対象者野方には、あまり知られていないのが実情です。ペースメーカーやICDの埋め込み手術を受けている方などは、一見何も変わらないように見えますが、日々、いろいろな不便を負っています。仕事などでも、電磁波による危険を危惧され就労を断られたりしている方も見受けられます。
法律が施行されてからいろいろと意見を述べるのは難しいことです。ご自分が該当される方、周りで苦労されている方をご覧になっている方は、ぜひお力になって挙げてください。